よくある質問と答え

一粒の麦(GOW)について

Q1. 一粒の麦はどんな方のお世話をしているのですか?

移植以外に助かる道はないと宣告されながらも、臓器提供者(ドナー)の少ない日本 では移植を待ちきれずにやむなく海外渡航を決心した重篤な患者さん及びその家族を主に支援を提供しています。

Q2. 患者さんの年齢は?

0才から60才代までさまざまです。

Q3. 彼らはどのくらい滞在されるのですか?

患者さんの平均滞在期間は約半年です。

Q4. 一粒の麦にはどんな方が参加しているのですか?

一粒の麦はボランティアでなりたっています。皆仕事や家庭、或は学業を持っており、患者家族の皆様への奉仕はこれら本業の合間の時間を利用し、無償でおこなわれています。彼らは最低3ヶ月間、定期的に奉仕することに同意し、年4回のミーティング、トレーニングに参加しています。

移植医療について

Q5. 移植医療とはどんな医療ですか?

臓器移植は機能しなくなった末期状態の臓器を提供される健康な臓器と取り替える、生きるための最後の選択肢です。

臓器移植には

1) 生体移植(例:腎臓、肝臓)
と
2) 脳死/心停止移植 (例:腎臓、膵臓、肺、心臓、その他の内蔵)とがあります。

過去20年、アメリカでは脳死移植が臓器移植の主流となっています。脳死が定着しているアメリカでは、人工呼吸器等の機械を使って脳死後の臓器を動かし続けるのは、臓器提供をする場合のみに限られています。

Q6 なぜ渡航移植する日本人がいるのですか?

日本では脳死移植法が1997年に成立しましたが、最初の脳死臓器提供者があらわれるまでに2年かかりました。日本臓器移植ネットワーク の統計によりますと、2009年8月末日における日本臓器移植希望者12169人なのに対し、同じ年の臓器提供者は82人(脳死5人、心臓停止77人)、移植を受けた人は166人しかありません。2009年7月13日に臓器提供の年齢制限(以前は15才未満の臓器提供は不可)をとりさり、生前臓器提供の意思表示がなくても家族の意志で臓器提供をすることができる念願の改正臓器移植法が09年7月13日に成立(施行は1年後)しましたが、日本社会が臓器提供にまだまだ消極的であるため、日本国内での移植を待ちきれず、渡航移植を余儀なくされる方が後を絶ちません。

Q7. なぜ日本人は臓器移植に消極的だと思いますが?

日本での最初の心臓移植 は1969年札幌医科大学和田教授によっておこなわれましたが、18才のレシピエントであった青年が手術後83日目に亡くなると、その後、この移植には不透明な部分が多くあり、殺人行為であったと和田教授は告訴されました。結局、和田教授は証拠不十分で不起訴処分となりましたが、この事件は以後日本の脳死移植に深い不信感を残すこととなったようです。

多くの日本人は脳死が蘇生不可能であることに疑問をいだいています。
脳死判定を信頼していません。また、脳死ばかりでなく心停止による移植も少ないことを考えると、日本人の死生観も臓器提供に大きな影響を与えていると思われます。

Q8. アメリカには十分な臓器提供者がいるのですか?

いません。アメリカは世界で最も臓器移植がさかんですが、それでも臓器提供者が圧倒的に足りません。全米移植待機者リストを管理し、適合する臓器を探すUNOS(United Network For Organ Sharing) の統計によりますと、提供される臓器は待機者の30%にも足りません。85%のアメリカ人が臓器移植を支持しているものの、実際に家族の死に際し、臓器提供に同意する家族はこのうちの半分であると言われています。
不足する臓器を外国人にも分けてくださるのは、アメリカの大きな善意と言えるでしょう。臓器不足が深刻なため、各病院は外国人枠を全移植数の5%までと限っています。

Q9. 臓器移植の予後は?

移植された臓器を体が異物とみなして攻撃する拒絶反応を抑えるため、患者さんは一生免疫抑制剤を飲み続けなければなりません。また、免疫抑制剤により免疫力が弱くなるため、感染にも気をつけなければなりませんが、ほとんどの場合において、移植をされた方々は普通の生活を長期にわたり楽しんでいらっしゃいます。

心臓移植生存最長記録保持者は1978年20才のときスタンフォード大学病院で心臓移植を受けた Tony Huesman さん
で移植から29年たった2008年1月現在も健在です。

Q10. 一人の臓器/組織提供者(ドナー)から最高何人の人を救うことができますか?

心臓1、心臓弁2、肺2、腎臓2、肝臓1、膵臓1、腰の関節2、角膜2、骨、結合組織、皮膚、血管等、最高50人 の人を救ったり助けたりすることができると言われています。 

Q11. アメリカではドナーになるのに年齢制限はないのですか?

ありません。意志表示できない乳児であっても、親が同意すれば、ドナーになることができます。外国人であっても移植を受けることもできれば、提供することもできます。